マレーシアの公衆トイレにはトイレットペーパーがない?ムスリムのトイレ習慣と対策

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トイレットペーパー クアラルンプール観光

マレーシアのクアラルンプール在住のみゅーじっくです。

マレーシアに来て最初にびっくりしたこと、それはトイレです!

日本からクアラルンプール国際空港に到着したのであればそこが初トイレデビューになりますが、国際空港にもかかわらずかなり衝撃的でした。

生活をしている上でその衝撃は日々増すことになります。なぜならマレーシアはトイレにトイレットペーパーがないからです

今となっては、マレーシア国内ではどこに出掛けるにも常にティッシュを必ず持ち歩くことはスマホ、財布、家の鍵を持ち歩くのと同じくらい私の日常です。

また、ショッピングモール、レストラン、ガソリンスタンド、高速サービスエリア公共のトイレには紙が無いだけではなく、床がビショビショであることが日常茶飯事です。

目次

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マレーシアのイスラム教徒のトイレの使い方

マレーシアの主な人種はイスラム教徒のムスリムですが、トイレの構造は彼らに合わせた仕様になっていることがほとんどです。

トイレの横に短いホースが設置されていますが、それを手に取りお尻を流します。

イスラム教徒の女性の友人にインタビューしてみましたのでその会話でお伝えします。

トイレのホース

私:ちょっと失礼なトピックでしたらごめんなさい!トイレの後はペーパーを使うの?

友人:全然大丈夫だよ!使ったり使わなかったりかな~ホースはだいたい使っておしりを流すよ。そっちのほうが清潔だからみんなそうしてるよ

私:確かに日本にも電動のウォシュレットがあるけど、便座の中に入ってるタイプでホースではないから床全く濡れないよ。

友人:知ってるよ!実はマレーシアにもホースじゃなくて中に入り込んでいるタイプがあるんだ!電動じゃなくて蛇口があるからそれで水を出すよ。マレーシアのトイレの床は良く濡れているよね笑。清潔にするつもりで使用後にホースで床を流す人もいるみたい。私たちもあまりにもびしょびしょだと気になるけど、水で流すときれいになるからこれが普通かな。

私:なるほど!床が濡れているときは清掃後なんだ!ありがとう!

宗教上の理由からムスリムは常に体の部分を清潔に保つ習慣があり、水はその汚れを清めてくれるという文化なのです。とてもきれい好きな人種なんですね。

紙を使うことはあってもメインは水、日本人としてはちょっと想像できないかもしれませんが、手動のウォシュレットと思えばわかりやすいでしょうか。

マレーシアの公衆トイレで日本人が困ること

  1. ・床がビショビショでロングパンツが脱げない
  2. ・便座がビショビショで座れない
  3. ・トイレットペーパーが個室に無くて焦る
  4. ・ゴミ箱がなくて生理用品が捨てられない
  5. ・水の流れが悪い!流れない!

ロングパンツは特にワイドパンツで普段からゆかにつけないようにしますが、徹底して浮かせる必要があります!うまくめくりながら脱ぐか、もう履かないようにするかのどちらかです。

便座が濡れていないことが無いのではと思うくらい必ず数滴便座にあります。徹底的にウエットティで拭くこともいいですが、お尻を浮かせてスクワット状態で用を足すようになりました。

ペーパーホルダーが個室の外に設置されていることがよくあります、が、急にお腹が痛くなったとき焦ります。

現地の屋台や小さなレストランのトイレは日本と違ってお客さん用に清掃されていたり整えていないことがほとんどです。ゴミを捨てるのも大変な思いをしたことがあるのでびっくりせず、綺麗に畳んで持ち帰りましょう。

マレーシアでは水を大切にする習慣があります。個室の中に桶に水がある場合はそれを使って流します。

マレーシアのトイレ事情

和式トイレ

洋式トイレ

日本でいうと和式が洋式あります。

和式は足置き場のようなステップがあるのが特徴です。日本では壁側を向いてしゃがむと思いますが、マレーシアでは逆の人が多いようです。ドアを開けたら『こんにちは』の向きです。

トイレットペーパーの配置

外にあるトイレットペーパー

1.個室の中にあり

2.個室の中に無く、外の手洗い場横に一つが二つ設置されていて、個室に入る前に使用する分を取る

3.完全にトイレットペーパーがない

ペーパーもロールタイプだったり、箱のティッシュペーパーみたいに薄くて小さいのもあります。いっぱい取らないといけないんです。

クアラルンプールでトイレットペーパー設置のトイレ

  • トイレットペーパーが比較的ある場所

5つ星ホテルのロビーのトイレ

大型ショッピング:パビリオン、スリアKLCC 、ファーレンハイト88、LOT10 ,スターギャラリー

  • トイレットペーパーがないと思った方がいい場所

食事処:屋台フーカースタイルのローカルレストラン、モールの中に入っていない路面レストラン、ナイトマーケット

ショッピングモール:スンガンワンプラザ、タイムズスクエア

観光地:寺院、モスク

高速のサービスエリア、ガソリンスタンド

外に設置されていることもありますが、基本的に用意されていないと思って持ち歩いたほうがいいです。

まとめ

マレーシアは、シティーセンターでもトイレに対する日本で受けるようなサービスを期待しないほうがいいかもしれません。

特に観光でマレーシアに訪れるのであればいろいろ場所を移動することがほとんどだと思います。そんな時必ず周りに高級デパートやホテルがあるとは限りませんし、どこが整っているトイレか行かないとわからない場合がほとんどです。逆にガソリンスタンドやサービスエリアでもきれいでペーパーの補充が十分な場所もあったりと不安定な状況です。

日本のどこに行ってもサービスが整っている環境を改めて素晴らしく思いますね。

ペーパー類は現地でも簡単に買えることができますので、もし忘れてしまったら観光や出かける前に必ず用意することを強くお勧めします。

 

 

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