鯉のぼりの数え方紹介!由来や意味は?兜や弓矢は何歳まで飾る?

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季節のあれこれ

私の地元、茨城県には、バンジージャンプで有名な「竜神大吊橋」があります。

ここでは、子どもの日が近づくと、鯉のぼりを橋にズラーっと飾るのですが、実に圧巻です。

「一体何匹いるんだろう…」と数えたくなりますが、

実は、鯉のぼりって「1匹、2匹…」とは数えないんですよ。

どのように数えるのかを調べてみたので今回記事にしました。

また、鯉のぼりの由来や意味、関連して鯉のぼりや兜、弓矢を何歳まで飾るかについても調べましたので、ぜひ最後までお読みください^^

  • 鯉のぼりの数え方
  • 鯉のぼりの由来
  • 兜や弓矢は何歳までかざる?

目次

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鯉のぼりの数え方

鯉のぼりの正しい数え方は、「旒(りゅう)」です。※「流」でもOKです。

鯉のぼりは漢字で書くと、「鯉幟」となります。

「幟」とは旗のことです。

幟や旗、吹き流しの数え方は「旒」であるため、鯉のぼりも同じように数えます。なんだかかっこいいですよね!

では、鯉のぼりの由来や歴史はどんなものがあるの?

次で説明しますね。

鯉のぼりの由来

子供の日になると鯉のぼりが各地で飾られるのが景色をよく見ますね。

鯉のぼりが生まれた起源と、意味について下記の順番で解説します。

  • 鯉のぼりの起源
  • 鯉のぼりの意味

起源

鯉のぼりの起源は、江戸時代まで遡ります。

鯉のぼり数え方

 

スタジオアリスのサイトではこのように説明いしています!

江戸時代、武家では男の子の成長や出世を願うため、絵柄と家紋が描かれた「武者絵のぼり」や「鎧(よろい)」などの武具を庭先に飾っていたそうです。

その風習が武家だけではなく庶民に広まり、多くの家が庭先に「のぼり」を飾るようになりました。

この「のぼり」が「こいのぼり」になったのは、町人が「のぼり」の先にある「おぎしろ(小旗のようなもの)」を「こい」の形に変えたことがきっかけです。

徐々にその「こい」が大型化し「こいのぼり」へ変化したといわれています。

 

元々は武家が男の子のためにのぼりや鎧を庭先に飾ったんだね!

意味

ではなぜのぼりが鯉の形に変化したのでしょうか?

鯉のぼり数え方

 

それは、鯉が立身出世の象徴とされているためです。

スタジオアリスのサイトでもこいのぼりを飾るのは、中国の故事「登竜門」が由来とされています。

「登竜門」は、山奥にある流れの速い滝(竜門)を立派に登り切った「こい」が、龍(りゅう)になって天に上る話です。

そのため「こい」は逆境や苦難を乗り越えて立身出世する縁起物として扱われています。

また「こい」が沼でも池でも生きられる強い生命力を持っていることも理由のひとつです。こいのぼりには「立身出世」と「健康的で強く育つように」との2つの願いが込められています。スタジオアリス

また、以下のように色によって意味が異なります。

  • 黒い鯉は父親
  • 赤い鯉は母親
  • 青い鯉は子
  • 子どもが増えると、緑、オレンジ…と増やす家庭もあります。

Xで鯉のぼりを子供の日に飾ることに関する投稿を見つけました。

鯉は日本の国の魚だそうです。

鯉のぼりと和紙の名産である広島県大竹市では、和紙でできた鯉のぼりがあるそうです。


鯉のぼりは江戸時代から変化を遂げているんですね。

鯉のぼりは何歳までかざる?

成長の願いを込めた鯉のぼりですが、かざる期間について決まりはあるのか、人形店を調べてみました。

  • 7歳まで
  • 一般的には小学生まで

下記で伝統を扱う人形店の紹介をするよ。

創業52年、福岡と佐賀に3店舗展開する「松屋」は7歳まで揚げることを推奨しています。

鯉のぼり数え方

鯉のぼりは7歳までは揚げましょう。 日本の古くからの言葉で「 七つまでは神のうち 」というものがあります。昔は子供が7歳まで無事に育つことが少なく、7歳までは神様のもので命運も神様に委ねられていると考えられていました。

無事に7歳まで育ちましたと天の神様へ感謝の意を込めて、鯉のぼりに御役目を終えていただく考え方です。

江戸嘉永5(1852)年創業の「人形の東玉」は、一般的には小学生までとの見解です

鯉のぼり数え方

 

何歳になっても飾っていただいて結構です。しかし一般的には10歳前後、小学生のうちは飾って、中学生頃になると飾らなくなってしまうお宅が多いようです。

せっかくの鯉のぼりですから出来るだけ長く飾って頂きたいですね。

人形店によって見解は異なりますが、昔からの考え方で、少なくとも7歳までは飾り、一般的には小学生のうちは飾るようですね。

兜や弓矢は何歳までかざる?

鯉のぼりと一緒に、こどもの日には「兜」や「弓矢」もおうちの中で飾りますね。

鯉のぼりみたいに何歳まで飾るのか期限はあるの?

兜や弓矢をかざる期間について人形店のホームページをもとに調べたところ、下記のような意見でした。

  • 決まりはない
  • 昔の決まり事を現代でも必ず守る必要はない

というように、きっかりと何歳まで飾らねばならない、といったきまりはなさそうでした。

人形店の見解をいくつか紹介いたします。

創業180年の老舗人形店、「倉片人形」は、決まりはないとの見解です。

鯉のぼり数え方

 

五月人形は何歳まで飾るべきという決まりはありません。結婚してから、お子様の五月人形と一緒に自分の五月人形を飾るのも素敵なことです。

個人的に思うのは、もし飾るのが難しくなってきた時は、学校の卒業などお子様の節目を区切りにしても良いかもしれません。

役目を終えた五月人形は、お子様のお守りとしての役目を果たしてくれた人形ですので、ぜひ人形供養をしてあげてください。

創業80年の兵庫県加古川市の人形店、「陣屋」は、昔の決めごとを現代でも必ず守る必要はないとの見解です。

鯉のぼり数え方

 

通常、破魔弓は15歳まで飾ると言われています。これは昔の元服に由来していますが、元服とは昔の儀式のひとつで15歳で成人になるという儀式です。

ですがこれは昔の決め事なので、今の時代に必ずしもこの儀式を守らなければならないということはありませんので、それぞれの家庭に合わせて飾る、飾らないを決めても良いでしょう。

まとめ

鯉のぼりの数え方や起源、意外でしたよね。

鯉のぼりや兜、弓を飾る期間について頭を悩ませていた方は、是非今回の記事を参考にしてください。

鯉のぼりに関する豆知識を話しながら、素敵なこどもの日をお過ごしくださいね。

 

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