梅雨の種類と違い!菜種梅雨・すすき梅雨・さざんか梅雨など

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季節のあれこれ

「梅雨」と一言で言っても、たくさんの種類がありますね。

菜種梅雨(なたねづゆ)、すすき梅雨、さざんか梅雨など、多くの人なら耳にしたこともない名前がたくさんあります。

これらの梅雨の種類を覚えて、使い分けができるとすごく格好いいですよね!

そこで今回は、梅雨の種類についてすべて、以下のとおりご紹介していきます。

  • 梅雨の種類と違い
  • 「梅雨」がつく言葉の種類と違い

それでは早速見ていきましょう。

目次

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梅雨の種類と違い

「梅雨」と一言で表しても、以下のとおりこれだけ多くの種類の梅雨が存在します。

梅雨の種類 時期 特徴
菜種梅雨 3月下旬~4月上旬 菜の花(別名 菜種)の咲いている時期に降り続く雨のことを指します。
たけのこ梅雨 5月上旬 たけのこが育つ季節ですが、この時期のしとしと降る雨を「たけのこ梅雨」と呼びます。
すすき梅雨 8月下旬~10月 夏の終わり~秋にかけては各地ですすきが見られるようになりますが、 この時期に降る長雨のことを指します。
さざんか梅雨 11月下旬~12月上旬 山茶花(さざんか)が咲く季節に降る雨のことを指します。秋と冬の境目に降る長雨です。

これらの名称すべて意味に違いがあるので驚きですよね。

それでは順番に写真付きで説明しますので、見ていきましょう。

菜種梅雨

時期 3月下旬~4月上旬
特徴 菜の花(別名 菜種)の咲いている時期に降り続く雨のことを指します。

菜の花をはじめ色々な花を催す(咲かせる)という意味で、「催花雨(さいかう)」という別名もあります。

4月は菜の花が咲く時期です。

菜種梅雨は雨が降り続きます。

なかなかすっきりしない天気が続きます。

たけのこ梅雨

時期

5月上旬

特徴 たけのこが育つ季節ですが、この時期のしとしと降る雨を「たけのこ梅雨」と呼びます。

たけのこの季節になると食卓に並べたくなりますよね。

季節の変わり目にはとにかく雨が続きます。

5月上旬はたけのこが育つ時期でもあります。

すすき梅雨

時期 8月下旬~10月
特徴 夏の終わり~秋にかけては各地ですすきが見られるようになりますが、 この時期に降る長雨のことを指します。

秋雨前線の影響で降る雨で、「秋雨(あきさめ)」や「秋霖(しゅうりん)」とも呼ばれます。

ちょうどすすきが見られる時期です。

すすき梅雨は夏の終わりとともに到来します。

秋は天気が変わりやすいですよね。

さざんか梅雨

時期 11月下旬~12月上旬
特徴 山茶花(さざんか)が咲く季節に降る雨のことを指します。秋と冬の境目に降る長雨です。

山茶花とはこのような花です。

華やかな色合いの花です。

この時期も長い雨が降ることがあります。

「梅雨」がつく言葉の種類

「梅雨」がつく言葉も以下のとおり多数あります。

梅雨がつく言葉 意味
走り梅雨 5月後半から梅雨本番の前触れのように雨が降ることを表します。
送り梅雨 梅雨明けの頃の雨を指します。
空梅雨(からつゆ) 梅雨なのに、雨がほとんど降らないことを表します。
蝦夷梅雨(えぞつゆ) 北海道の昔の呼び方である「蝦夷」にちなんで「蝦夷梅雨」と呼びます
梅雨葵(つゆあおい) 梅雨明けの頃に茎の上まで開花する「梅雨葵」

それでは順番に見ていきましょう。

走り梅雨

5月後半から梅雨本番の前触れのように雨が降ることを表します。

どのような時期に使われるのかSNSの投稿で見てみましょう。

走り梅雨と呼ぶにはまだまだ早すぎる気がしますね。

走り梅雨を思わせる天気予報です。

日本の南側は走り梅雨の訪れも早いそうです。

送り梅雨

梅雨明けの頃の雨を指します。

雷を伴って激しく降ることがあります。

どのような時期に使われるのかSNSの投稿で見てみましょう。

7月に入ると送り梅雨と呼んでも良いかもしれません。

ゲリラ的な豪雨も送り梅雨の特徴かもしれません。

膨大な雨量になる時もあるので注意が必要です。

空梅雨

梅雨なのに、雨がほとんど降らないことを表します。

空梅雨の場合、水不足が心配されます。

どのような時期に使われるのかSNSの投稿で見てみましょう。

空梅雨が何年も続くと水不足が懸念されます。

空梅雨になると夏は干ばつを招きます。

蝦夷梅雨

北海道には本州のような梅雨前線による雨はありませんが、本州が梅雨の頃、雨や曇りの肌寒い日が2週間ほど続くときがあります。

これを北海道の昔の呼び方である「蝦夷」にちなんで「蝦夷梅雨」と呼びます

どのような時期に使われるのかSNSの投稿で見てみましょう。

本州の梅雨は蝦夷梅雨と比較にならないほど大変だそうです。

底冷えする日が続くのは嫌ですね。

晴れ間が見えるときれいな自然の景色が見られます。

梅雨葵

「タチアオイ」という植物は梅雨入りの頃に花が咲き始め、梅雨明けの頃には茎の上まで開花するため、別名「梅雨葵」とも呼ばれています。

どのような時期に使われるのかSNSの投稿で見てみましょう。

タチアオイはハイビスカスに似た花を咲かせます。

梅雨の時期になると見られるのだそうです。

花の咲くタイミングが梅雨入りと梅雨明けを示すとも言われています。

まとめ

それでは梅雨の種類と違いについて以下のとおりまとめます。

梅雨の種類 時期 特徴
菜種梅雨 3月下旬~4月上旬 菜の花(別名 菜種)の咲いている時期に降り続く雨のことを指します。
たけのこ梅雨 5月上旬 たけのこが育つ季節ですが、この時期のしとしと降る雨を「たけのこ梅雨」と呼びます。
すすき梅雨 8月下旬~10月 夏の終わり~秋にかけては各地ですすきが見られるようになりますが、 この時期に降る長雨のことを指します。
さざんか梅雨 11月下旬~12月上旬 山茶花(さざんか)が咲く季節に降る雨のことを指します。秋と冬の境目に降る長雨です。

「梅雨」がつく言葉

梅雨がつく言葉 意味
走り梅雨 5月後半から梅雨本番の前触れのように雨が降ることを表します。
送り梅雨 梅雨明けの頃の雨を指します。
空梅雨(からつゆ) 梅雨なのに、雨がほとんど降らないことを表します。
蝦夷梅雨(えぞつゆ) 北海道の昔の呼び方である「蝦夷」にちなんで「蝦夷梅雨」と呼びます
梅雨葵(つゆあおい) 梅雨明けの頃に茎の上まで開花する「梅雨葵」
  • 梅雨は6月に降る雨を指すことが多いが、年中季節問わず雨の多い時期を〇〇梅雨と呼ぶこともある
  • 「梅雨」から派生した単語も多くあり、これらは6月の雨季にまつわることが多い

日本語の言葉にはたくさんの言い換えが存在し、字面だけでは判断できない場合も多いです。

分からない言葉があればすぐに調べると知識もたくさん身に着きますよね。

既設にまつわる言葉だけでも調べるだけで語彙力が増えますので、ぜひ気になったら調べてみてくださいね。

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