マレーシアの観光ガイドみゅーじっくです。
マレーシアでは、中華系マレーシア料理として『チキンチョップ』が地元の人からも愛される伝統料理ということを知っていますか?
見た目はカツレツのような、洋風レストランで平たい丸皿で提供されるようなチキンソテーです。
この記事では、地元の人からも絶大的に人気のチキンチョップのお店『ユキ―レストラン』をご紹介します。
目次
ユキ―レストラン基本情報とアクセス方法
マレーシアのシンボル、KLタワーをバックに赤茶の古い中華系の建物があります。
ここが海南フードで有名なレストランのユキ―です。
実際は『コピティアム』と呼ばれるマレーシア、シンガポールでも見られるカフェのようなもので、マレーシアの伝統的なコーヒーと朝食を提供するお店です。
1928年創業のユキ―は、もともと地元民からも観光客からも人気で有名な朝食のお店で、毎日お昼時にはかなりの人で混雑していますが、提供スピードがとても速いのでさほど待たされたという感じになりません。
テキパキとフレンドリーに接してくれるオーナーがスムースに席に通してくれるので、観光客でも尻込みせずに快適に食事ができます。
混雑時は相席になります。
アクセス方法 |
LRT線: Dang Wangi(ダンワンギ)駅から徒歩5分 |
住所 |
Yut Kee Restaurant 1 Jalan Kamunting (off Jalan Dang Wangi) 50100 Kuala Lumpur Malaysia |
電話番号 |
+60 03-2698 8108 |
フェイスブックページ |
Facebook pageリンク |
営業時間 |
7:30am ~ 4:30pm (火曜~日曜) 定休日:月曜日 |
海南チキンチョップとは?ユキ―レストランのおすすめ料理紹介
イギリス植民地時代に、イギリス人が中国の海南地方出身の中華系マレーシア人を主にシェフとして働かせていました。
その時に作らせた料理が海南チキンチョップやポークチョップなど、西洋風のお皿に盛りつけた中華洋食です。骨なしのチキンをたたき、やわらかくした後衣をまぶしソテーします。
地元の中では海南料理(実際はハイナンと発音します)はグルメな西洋中華料理として親しまれています。
少し洋風でおしゃれな雰囲気の店構えですが、どこか中華風を感じるなんとも雰囲気のあるレストランです。
左:ポークチョップ RM12.50(1リンギット26円)
右:チキンチョップ RM10.50(1リンギット26円)
これを食べに是非レストランユキ―へ行ってほしいです。
味付けのソースと備え付けはどちらも同じで、うまみの程よい塩気のあるあんかけソースと肉の甘みがマッチしておいしいです。
特にチキンは肉がかなりジューシーで、ポークはしっかりとした肉の歯ごたえが楽しめます。
おすすめの食べ方は、このレストランで提供されている酸味が少しある醤油のようなソースをお好みの量で食べることです。
イギリスでなんと1837年に発売されたLea & perrinsというソースで、こちらもかなり歴史あるソースです。
ユキ―レストランでの混雑時の入店方法
写真はコロナウイルスによるロックダウン解除された直前の写真で、お昼前でもあり人がまだ少ないですが、この一帯をユキ―レストランは朝食時と昼食時かなり混雑しています。
特に観光客の人は気押されしてしまうくらいただのレストランの混雑とはちょっと違います。
どこに待っているお客さんが並んでいるのか、誰に伝えればいいのかわかりにくいです。
お店の外で座って待っている人、ランダムに立っておしゃべりしている人が目につくので、その人たちをかき分け、まずはネームボードの近くに店の店員さんがいるので名前を伝えましょう。
ここまでできたら後は名前を呼ばれるのを近くで待つだけです。
席に通されてメニューを渡されますが、選ぶ隙を与えられず店員さんがオーダーを待ち構えています!
のでメニューは待ち時間に事前に決めておくことを強くお勧めします!
少人数で来店する場合は相席になりますので、よっぽどの事情がない限り気持ちよくお互いがテーブルをシェアーできるように配慮するといいと思います。
おわりに
クアラルンプールでイギリス統治時代の歴史と味を楽しめるユニークなレストランユキ―です。
マレーシアでは多くのヒュージョン料理がありますが、ただ料理を楽しむだけでなく、このチキンチョップでさえ過去のイギリスとマレーシアの関係や歴史を繋ぐ一つの遺産だと私は思います。
ここレストランユキ―では100年前のマレーシア人と同じ空間を楽しめます。
歴史や古いものが好きな人におすすめです。
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